おくすりサポートガイド

お子さまの服薬を
もっとラクに、安心に。

お薬の飲ませ方を調べる

よく処方されるお薬を選んでください

クラリスロマイシン

マクロライド系抗生剤

強い苦味あり
混ぜてOK
  • 服薬ゼリー(チョコ風味が最適)
  • アイスクリーム
  • プリン
混ぜてはダメ
  • ×オレンジジュース、スポーツドリンク
  • ×乳酸菌飲料、ヨーグルト
  • ×牛乳・乳製品(吸収阻害)

重要:酸味と混ぜると苦味が劇的に増強します。水でも3分以内に苦味が出るため、調製後すぐに服用させてください。

アセトアミノフェン

解熱鎮痛剤(カロナール細粒)

オレンジ味/苦味あり
混ぜてOK
  • アイスクリーム(バニラ、チョコ)
  • 練乳、チョコレートクリーム
  • ガムシロップ、牛乳
混ぜてはダメ
  • ×酸味のある飲料(オレンジジュース等)
  • ×乳酸菌飲料、ヨーグルト
  • ×スポーツ飲料

コツ:甘く、とろみのある食品(冷たいペースト状)に混ぜ、苦味をマスキングします。

セフジニル

セフェム系抗生剤

いちご味/甘い
混ぜてOK
  • 麦茶、リンゴジュース
  • アイスクリーム、プリン
混ぜてはダメ
  • ×鉄剤(鉄分強化飲料、サプリメント)

重要:鉄剤と同時に服用すると吸収が約10分の1に低下します。3時間以上間隔を空けてください。

アモキシシリン

ペニシリン系抗生剤(ワイドシリン細粒)

甘い/飲みやすい
混ぜてOK(選択肢が広い!)
  • お水、スポーツ飲料、牛乳
  • ヨーグルト、いちごジャム
  • りんごジュース、バニラアイスクリーム
注意
  • ×主食・ミルクへの恒常的な混入(嫌いになるリスク)

コツ:少量の水で練り、ペースト状にして上あごに塗布する方法が最も確実です。

フェキソフェナジン

抗アレルギー薬(アレグラDS)

苦味あり
混ぜてOK
  • 少量の水
  • 練乳、ゼリーなど
混ぜてはダメ
  • ×グレープフルーツ
  • ×オレンジ、リンゴジュース

重要:これらの果汁は薬の吸収を妨げ、薬効を低下させます。服薬の前後2時間は摂取を避けてください。

オセルタミビル

抗インフルエンザ薬(タミフル)

フルーツ味/苦味あり
混ぜてOK
  • スポーツ飲料、オレンジジュース
  • ヨーグルト
  • ココアアイス(チョコ風味)
混ぜてはダメ
  • ×お茶、練乳、牛乳
  • ×リンゴジュース、乳酸菌飲料
  • ×バニラアイス

注意:混ぜ合わせに注意が必要な薬剤です。推奨される食品を選んでください。

絶対に守ってほしいこと

お子様の命と健康を守るため、以下の3点は厳守してください。

1. ハチミツ禁止(1歳未満)

乳児ボツリヌス症発症リスクのため、一切与えないでください。加熱しても安全ではありません。

2. NSAIDs解熱剤の禁止(インフルエンザ・水痘時)

ライ症候群/脳症リスク。アセトアミノフェンを第一選択としてください。
× アスピリン、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸など

3. 主食・ミルクへの混入を避ける

薬の味でミルクや主食を嫌いになる「食物関連学習性忌避」を避けるため、少量の嗜好品に限定してください。

どの剤形ですか?

粉薬・ドライシロップの飲ませ方

1

ペースト法(究極の少量作戦)

1回分の薬を少量の水(1〜2滴)や練乳で練り、ペースト状にする。清潔な指先で、頬の内側や上あごに塗りつけ、すぐに水や麦茶を飲ませる。

2

経口シリンジ

スポイトやシリンジで薬液を吸い上げ、上体を起こした状態で、頬の内側に向けてゆっくり注入し、飲み込むのを待つ。

3

服用後の口直し

薬を飲んだ後には、必ず水や麦茶を飲ませて口の中を洗い流す。後味による不快な記憶の定着を防ぎます。

安全上の注意:苦味を強く感じる舌の先は避けること。誤嚥を防ぐため、急いで注入しないこと。

錠剤・カプセル剤の飲ませ方

絶対禁忌

錠剤を自己判断で割ったり、砕いたりするのは厳禁です。特に徐放性製剤(SR錠)や腸溶錠(EC錠)は、急性中毒や薬効喪失のリスクがあります。

1

OD錠(口腔内崩壊錠)

舌の上にのせ、唾液で溶かして飲み込みます。飲み込んだ後、少量の水を飲んで喉に薬が残るのを防ぐと確実です。

2

学童期の練習

小さいラムネ菓子などで丸飲みの練習をするのも有効です。

坐薬の入れ方

1

準備

坐薬の先端を水で湿らせる

2

リラックスさせる

「ホー」「フー」と息を吐かせてお腹の力を抜かせる

3

挿入

坐薬が見えない奥まで入れる

4

固定

挿入後1〜2分間、肛門を押さえて押し出しを防ぐ

保管方法:処方された坐薬は、必ず冷所(冷蔵庫)に保管してください。

困ったときの対応

薬を吐き出してしまった場合、以下の基準で再投与の可否を判断してください。判断に迷う場合は必ずクリニックにご連絡ください。

経口薬を吐き出した 30分未満

薬が十分に吸収されていない可能性が高いため、医師・薬剤師にご相談ください。指示を仰いで再投与を検討します。

経口薬を吐き出した 30分以上

薬がほとんど吸収されている可能性があるため、再投与せず、次の投与時間を待ってください。

坐薬を排出(形が残っている) 10分未満

同じ坐薬を再度挿入します。

坐薬を排出(形が崩れている) 10分以上

薬の一部が吸収されている可能性が高いため、入れ直さず、次の投与時間を待ってください。